手玉と的玉
ポケットビリヤードで使う玉は、全部で16個あります。
- 手玉(てだま): 番号の無い白い玉。キューで撞くのはこの玉だけです。英語ではキューボールと呼びます
- 的玉(まとだま): 1番から15番までの番号が付いた玉。手玉を当てて、ポケットに落とす玉です。オブジェクトボールとも呼びます
下の図は、左上の手玉と、1番から15番の的玉を並べたものです。上の段が1〜8番、下の段が9〜15番で、縦に並んだ玉どうしが同じ色になっています。
ソリッドとストライプ
的玉は、見た目で2つのグループと8番に分かれます。
ソリッドは1番から7番の玉で、玉全体が1色に塗られています。ストライプは9番から15番の玉で、白地の玉の真ん中に色の太い帯が入っています。8番は黒い単色の玉で、どちらのグループにも入りません。
ソリッドを「ローボール」、ストライプを「ハイボール」と呼ぶこともあります。番号の小さい組と大きい組という意味です。
色の付け方には決まりがあり、ストライプの玉は、番号から8を引いた番号のソリッドと同じ色です。たとえば9番は1番と同じ黄色、10番は2番と同じ青です。
| 色 | ソリッド | ストライプ |
|---|---|---|
| 黄 | 1番 | 9番 |
| 青 | 2番 | 10番 |
| 赤 | 3番 | 11番 |
| 紫 | 4番 | 12番 |
| 橙(オレンジ) | 5番 | 13番 |
| 緑 | 6番 | 14番 |
| えんじ(茶色に近い赤) | 7番 | 15番 |
| 黒 | 8番 | ― |
この色の組み合わせは世界中でほぼ共通です。ただし、メーカーによって色合いは少しずつ違い、7番と15番は茶色っぽく見えるものもあります。
ポイント
番号は玉の2か所に書かれています。玉の位置によっては番号が見えないこともあるので、色とソリッド・ストライプの区別で見分けられるようにしておくと、ゲーム中に迷いません。
ゲームごとに使う玉
ゲームによって、使う的玉の数が違います。
| ゲーム | 使う的玉 |
|---|---|
| ナインボール | 1〜9番の9個 |
| テンボール | 1〜10番の10個 |
| エイトボール | 1〜15番の15個 |
ナインボールでは、1番から順番に当てていき、9番を落とした人が勝ちです。くわしくは「ナインボールのルール」で説明しています。
エイトボールでは、ソリッドとストライプのどちらかが自分の組になり、自分の組をすべて落としてから8番を落とすと勝ちです。ここでソリッドとストライプの区別が大切になります。ルールは「エイトボールのルール」をご覧ください。
ゲームの最初には、ラックという枠を使って的玉を台の上に並べます。ナインボールはひし形、エイトボールとテンボールは三角形に並べます。並べ方にも決まりがあり、それぞれのルールの記事で紹介しています。
玉の大きさと重さ
公式の規格では、ポケットビリヤードの玉は直径57.15mm(2と4分の1インチ)、重さは156〜170gと決められています。手玉も的玉も、同じ大きさのものを使うのが基本です。
素材は主に樹脂で、硬く、表面はつるつるに磨かれています。手で持つと、見た目よりもずっしりと重く感じるはずです。
注意
玉はとても硬く、落とすと床を傷つけたり、足に当たってけがをしたりします。台の外に飛び出しそうな強い球は控え、玉を手で運ぶときは落とさないように気をつけましょう。
キャロムの玉との違い
穴の無い台で遊ぶキャロムビリヤードでは、ポケットビリヤードとは違う玉を使います。
- 番号が無い: 白・黄・赤など、色で玉を区別します
- 数が少ない: 世界的に人気のスリークッションは3個、日本で親しまれてきた四つ玉は4個で遊びます
- ひと回り大きい: ポケットビリヤードの玉より大きく、重い玉を使います
キャロムでは、2つある手玉を白と黄色(または白に印を付けたもの)で区別し、それぞれのプレイヤーが自分の手玉を撞きます。手玉が1つだけのポケットビリヤードとは、ここも違う点です。くわしくは「キャロムビリヤードのルールと遊び方」で紹介しています。
よくある質問
ナインボールで使わない10〜15番の玉はどうしますか?
使わない玉は台の上に出さず、玉を入れるかごやケースにしまっておきます。台の上に残っていると、手玉や的玉が当たってゲームのじゃまになります。
玉が汚れているときはどうすればよいですか?
玉にチョークの粉や手の汚れが付くと、転がり方や当たり方が変わることがあります。目立つ汚れがあるときは、お店の人に伝えましょう。ふき方や使ってよい布は店によって違います。