ビリヤード入門

キャロムビリヤードのルールと遊び方

ポケットのない台で楽しむ「当てて点を取る」ビリヤード。基礎からフリーゲーム・バンドゲーム・3クッションまで、図でやさしく解説します。

キャロムビリヤードとは

キャロムビリヤードは、ポケット(穴)のない台で行うビリヤードです。穴に落とすポケットビリヤードとは、ルールも台も別物。自分が撞く1球の「手玉」を、残り2つの「的玉」の両方に当てると得点になります。

穴がなく、3つの玉を使う

使う玉は白・黄・赤の3球。白と黄が2人のプレイヤーそれぞれの「手玉(自分が撞く玉)」、残りが「的玉(当てる相手の玉)」になります。

手玉で2つの的玉の両方に当てられれば得点。たとえば手玉が白なら的玉は黄と赤で、どちらに先に当ててもかまいません。当たれば続けて撞け、外れたら相手と交代します。

  • 得点:狙い通りに玉を当てて成功すること。1回成功で1点
  • イニング:自分が撞き続けている間のひと区切り。外したら相手に交代し、次の番がくるまでが1イニング
  • ハイラン:1イニングで連続して取った最高得点
  • アベレージ:得点 ÷ イニング数。1イニングあたり平均何点取れたかの指標

1 まずは「フリーゲーム」から

キャロムで一番やさしいのがフリーゲームです。ルールはシンプルで、手玉を2つの的玉の両方に当てれば1点。クッション(壁)に当てる必要はありません。まずは「狙って当てる」感覚をつかむのにぴったりです。

手玉 的玉① 的玉②

手玉が的玉①に当たって向きを変え、続けて的玉②へ

1白い手玉を撞く

2手玉を的玉①に当てる

3当たった手玉が向きを変え、その手玉が的玉②にも当たれば成功・1点

当てるのも当てられるのも同じ手玉。当たれば続けて撞けます。慣れてきたら、次が狙いやすい位置に手玉を残すことを意識してみましょう。

2 バンドゲーム

フリーゲームの次のステップがバンドゲームです。ルールは2つ目の的玉に当てるまでに、手玉をクッション(台のふち)に1回以上当てること。まっすぐ当てるだけでは点にならないので、壁を使った玉の通り道を考える楽しさが加わります。

1 手玉 的玉① 的玉②

手玉が的玉①に当たり、クッション(○1)を経て的玉②へ

手玉を的玉①に当て、向きを変えた手玉がクッションに1回触れてから、その手玉が的玉②に当たれば成功です。

「当てたあと手玉をどの壁へ向かわせるか」を読むのがコツ。最初は1クッションでも難しく感じますが、当たったときの気持ちよさは格別です。

3 3クッション

キャロムの花形が3クッションです。2つ目の的玉に当たるまでに、手玉をクッションに3回以上当てる必要があります。クッションを使った軌道を読む競技で、上級者でも1イニングに1点取れれば上々といわれるほど奥が深く、見ているだけでも楽しめます。

1 2 3 手玉 的玉① 的玉②

手玉が的玉①に当たり、3つのクッション(○1→○2→○3)を回って的玉②へ

手玉で2つの的玉に当て、2つ目の的玉に当たるまでに手玉が合計3回以上クッションに触れていれば1点。クッションは的玉①の前でも後でもよく、図は台を大きく回す一例です。

1点の重みが大きく、軌道を読み切って決まったときの達成感は格別。プロの試合は芸術的な回しの連続で、観戦も見どころたっぷりです。

得点の数え方と勝敗

どの種目も基本は同じで、あらかじめ決めた持ち点(目標点)に先に到達した人が勝ちです。得点が決まればそのまま続けて撞け、外したら相手と交代します。

キャロムには、ポケットビリヤードのような「ファウル(反則)」はありません。キューミス(撞き損じ)・球触り・2度撞きなどがあっても罰則はなく、単に得点にならないだけ。玉はそのままの配置で、次のプレイヤーがそこから続けます

得点を声に出して数える(カウント)

レフェリー(審判)がいない場合(通常2人で遊ぶときなど)は、相手の得点を声に出して数えてあげるのがマナーです。

  • 相手が1点決めるごとに「1つ」「2つ」「3つ」…と数えていく
  • 相手が外して交代になったら、「○点です」とそのイニングまでの合計を相手に伝える
  • これを互いに繰り返し、先に決めた持ち点に届いた方が勝ち

数え方や呼び方はお店・地域によって少し異なることがあります。迷ったら一緒に遊ぶ相手やスタッフに合わせれば大丈夫です。

よくある質問

ポケットビリヤードとどちらが難しいですか?
狙い方の種類が違うだけで、どちらも奥が深い競技です。フリーゲームは「当てるだけ」なので、ポケットの経験がある方ならすぐに楽しめます。
道具はポケットビリヤードと違いますか?
キューは専用のものが好まれますが、まずは備え付けのキューで十分。玉は穴に落とさない専用の3球を使います。
初心者でもできますか?
もちろんです。まずはフリーゲームから始めれば、ルールはとてもシンプル。当たったときの感触をぜひ味わってみてください。

もっとキャロムを知る

キャロムをもっと楽しむための記事を順次追加していきます。

キャロムも、やってみませんか?

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  • ルールはわかりやすさを優先した説明です。細かな取り決めは大会や店舗によって異なる場合があります。
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