初心者同士でも楽しめる
ビリヤードは、最初から上手に撞けなくても楽しめます。玉がポケットに落ちたときの気持ちよさや、思わぬ玉が入ったときの盛り上がりは、初心者同士だからこそ味わえるものです。
初めてのときは、正式なルールを完璧に守ることより、みんながたくさん撞けることを大切にしましょう。ルールは慣れてから少しずつ正式なものに近づけていけば十分です。
ルールを簡単にした遊び方
落とした数で競う
一番簡単な遊び方です。台の上に的玉を並べ、順番に撞いて、落とした玉の数が多い人の勝ちとします。
- 1回撞くごとに交代する(玉が入ったら続けて撞けるようにしてもよい)
- どの玉を狙ってもよい
- 手玉がポケットに落ちたら、自分が落とした玉を1個台に戻す
細かいルールを覚えなくても始められるので、最初の1ゲームにおすすめです。
ナインボールを簡単にして遊ぶ
ナインボールは、1〜9番の玉を使い、台の上で一番小さい番号の玉に最初に当てながら、9番を落とした人が勝ちというゲームです。初心者同士なら、
- ファウル(反則)をしても、相手が手玉を自由に置く代わりに「交代するだけ」にする
- 最初の1打(ブレイク)が苦手な人は、何回か撞き直してよいことにする
など、遊びやすく変えてもかまいません。正式なルールは「ナインボールのルール」で紹介しています。
ポイント
ルールを変えて遊ぶときは、撞き始める前に全員で決めておきましょう。ゲームの途中で「それはダメ」「さっきはよかった」ともめるのが、一番盛り下がる原因です。
人数別のおすすめの遊び方
| 人数 | おすすめのゲーム | 遊び方のポイント |
|---|---|---|
| 2人 | ナインボール・エイトボール | 1ゲームが短く、交互に撞くので待ち時間が少ない |
| 3人 | ナインボール・ローテーション | 撞く順番を決めて回す |
| 4人 | エイトボールのペア戦 | 2人ずつのチームに分かれ、チーム内で交互に撞く |
| 5人以上 | 勝ち抜き戦・台を2台使う | 待つ人が多くなるので、短いゲームで回す |
2人
ナインボールかエイトボールが定番です。エイトボールは、1〜7番(ソリッド)と9〜15番(ストライプ)のどちらかを自分の組にして、自分の組をすべて落とした後に8番を落とした人が勝ちというゲームです。ルールは「エイトボールのルール」で紹介しています。
3人
ナインボールは3人でも遊べます。撞く順番を決めて、前の人の番が終わったら次の人が撞きます。
3人で点数を競うならローテーションもおすすめです。1〜15番の玉を使い、台の上で一番小さい番号の玉に最初に当てて、落とした玉の番号をそのまま得点にします。15個すべての合計は120点なので、一般的なルールでは61点を先に取った人の勝ちです。初心者同士なら、全部の玉がなくなった時点で一番点数の多い人の勝ちとすると分かりやすいでしょう。
4人
2人ずつのチームに分かれ、エイトボールで対戦するペア戦が盛り上がります。チームの中で交互に撞くようにすると、全員の出番が同じくらいになります。どの玉を狙うか、チームで相談しながら撞くのも楽しいところです。
5人以上
1台では待つ時間が長くなります。負けた人が交代する勝ち抜き戦にするか、2台を借りて分かれて遊び、ときどきメンバーを入れ替えるとよいでしょう。
ハンデの付け方
上手な人と初心者が一緒に遊ぶときは、ハンデ(実力差を埋めるための決まり)を付けると、どちらも本気で楽しめます。よく使われるのは次のようなやり方です。
- 勝ちになる玉を増やす(ナインボール): 上手な人は9番を落としたときだけ勝ち、初心者は8番や7番を落としても勝ちにする
- 先に取るゲーム数を変える: 上手な人は5ゲーム、初心者は3ゲームを先に取ったら勝ち、のように差を付ける
- 目標の点数を変える(ローテーション): 上手な人は61点、初心者は40点で勝ち、のように決める
1回遊んでみて、勝ち負けが偏るようならハンデを調整しましょう。接戦になるくらいがちょうどよいハンデです。
みんなで気持ちよく遊ぶために
- 人が撞いているときは、視界に入る位置で動いたり話しかけたりしない: くわしくは「相手が撞いているときのマナー」で紹介しています
- 教えすぎない: 上手な人は、聞かれたときにひとこと教えるくらいがちょうどよい距離感です
- キューの扱いに気をつける: 混んでいる場所でキューを振り回したり、後ろを確かめずに引いたりすると、周りの人に当たることがあります
撞く順番を待つ時間も、ビリヤードの楽しみのひとつです。上手な一打には拍手を、惜しい一打には声をかけて、みんなで盛り上がりましょう。