定番ゲームの前に、こんな遊び方も
友達とビリヤードをするとき、まずはナインボールやエイトボール、落とした数を競う遊び方が定番です。こうした遊び方は「友達と楽しむビリヤード」で紹介しています。
この記事では、それ以外の「仲間内で盛り上がる」簡単なゲームを紹介します。どれも正式な競技のルールではないため、細かい決まりは地域や仲間によって違います。始める前に、全員で決まりを確認してから遊びましょう。
| ゲーム | 人数 | 必要な技術 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 止めっこ(バンキング) | 2人以上 | ほぼ不要 | 力加減だけで勝負できる |
| キラー | 3人以上 | 少し | ライフ制で大人数向け |
| カットスロート | 3人 | 少し | 他人の玉を落とし合う |
| ポケットめぐり | 2人以上 | 少し | ゴルフのように打数を競う |
止めっこ(バンキング)
手玉をどれだけ狙った場所の近くに止められるかを競う遊びです。正式な試合でも、ブレイク(最初の1打)をどちらが撞くかを決めるときに使われる方法で、日本では「バンキング」と呼ばれます。
- 全員が自分の手玉(白玉が足りなければ番号の付いた玉でもよい)を、手前側の短い辺の近くに並べる
- 全員がほぼ同時に、向こう側の短い辺のクッションに向けて撞く(遊びでは順番に撞いてもかまわない)
- クッションに当たって戻ってきた玉が、手前側の短い辺のクッションに一番近く止まった人の勝ち。途中で長い辺のクッションに当たったら負け
玉を落とす必要が無く、力加減だけで勝負が決まるので、初めての人がいきなり上級者に勝つこともあります。ほかのゲームの順番決めにも使えるので、最初の1ゲームにぴったりです。
キラー(ライフ制で大人数向け)
イギリスのパブなどで遊ばれている、ライフ(残り機数)制のゲームです。3人以上、多いときは5〜6人でも遊べます。
- 全員がライフを3つずつ持ち、撞く順番を決める
- 15個の的玉を並べ、最初の人がブレイクする
- 順番に1人1回ずつ撞き、どれか1個でも玉を落とせばセーフ。落とせなければライフが1つ減る
- 手玉をポケットに落としたときも、ライフを1つ減らす
- ライフが無くなった人は脱落。玉が無くなったら並べ直して続け、最後まで残った人の勝ち
1人1回ずつ撞いたら必ず交代するので、人数が多くても待ち時間が長くなりません。脱落者が出るたびに緊張感が増し、最後の2人の対決は見ている人も盛り上がります。初心者が多いときは、ライフを5つに増やすと長く遊べます。
カットスロート(3人向け)
3人で遊ぶゲームです。15個の的玉を3つの組に分け、それぞれが1つの組を受け持ちます。
| 組 | 玉の番号 |
|---|---|
| 1つ目 | 1〜5番 |
| 2つ目 | 6〜10番 |
| 3つ目 | 11〜15番 |
目的は、自分の組の玉を台に残し、ほかの2人の玉を落とすことです。自分の組の玉がすべて落ちた人から脱落し、最後まで自分の玉が台に残っていた人の勝ちになります。
- 玉を1個でも落とせば、続けて撞ける(どの組の玉を落としてもよい)
- 自分の玉を落としてしまっても、そのまま落ちたことになる
- 組の決め方は、撞く前に決める、ブレイクの後で決めるなど、やり方がいくつかある
- ファウル(反則)をしたら、ほかの2人の玉を1個ずつ台に戻す、という決まりで遊ぶことが多い
自分の玉を守りつつ、どちらの相手の玉を狙うかという駆け引きがあり、3人でも2人対1人になったり手を組んだりと、展開が読めません。
ポイント
カットスロートのように細かい決まりが人によって違うゲームは、「ファウルのときはどうするか」「組はいつ決めるか」を撞き始める前に必ず確認しましょう。途中で決まりがずれると、せっかくの盛り上がりが冷めてしまいます。
ポケットめぐり(ゴルフ風)
ゴルフのように、少ない打数を競う遊び方です。
- 1人に1個ずつ的玉を決める(台に置く位置は全員同じにする)
- 自分の的玉を、決めた順番に6つのポケットへ1回ずつ落としていく
- 落とすまでに撞いた回数を数え、6つのポケットを回り終えたときの合計が一番少ない人の勝ち
決めたポケット以外に落ちたら、元の位置に戻してやり直し、などの決まりを足しても楽しめます。1人ずつ交代で撞くので、全員が同じ配置に挑戦でき、腕前の差がはっきり出ます。
ゲームを選ぶときのコツ
- 人数に合わせる: 2人なら止めっことポケットめぐり、3人ならカットスロート、4人以上ならキラーが向いています。人数ごとの遊び方は「何人で遊ぶのがちょうどいい?」も参考にしてください
- 実力差があるときはハンデを: 上手な人だけライフを少なくするなど、どのゲームにもハンデを付けられます。考え方は「ハンデのつけ方」で紹介しています
- 短いゲームから始める: 最初は止めっこのように数分で終わるゲームで場を温め、慣れてから長いゲームに移ると、全員が楽しめます