基本の用語(手玉・撞点・ファウル・ブレイクなど)は「ビリヤード用語集(基本編)」にまとめています。この記事では、そこに無い言葉だけを取り上げます。
試合の形式の用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ラック(ゲーム) | 試合の中の1ゲーム分。「3ラック先取」のように数える単位としても使う |
| レース | 決められたゲーム数を先に取った方が勝つ形式。「5先(ごせん)」「レース・トゥ・5」などと言う |
| セットマッチ | 日本のビリヤード場では、先に決めたゲーム数を取った人が勝つ試合を指すことが多い。大会の要項では、何ゲームかをまとめた「セット」の数で勝敗を決める形式を指す場合もある |
| ヒルヒル | 両者ともあと1ゲームで勝ちという状態。最終ゲームのこと |
| 交互ブレイク | ゲームごとにブレイクする人を交代する方式。オルタネイトブレイクとも言う |
| 勝者ブレイク | 前のゲームに勝った人が次もブレイクする方式。ウィナーブレイクとも言う |
| ショットクロック | 1回のショットにかけられる時間の制限。決められた秒数を過ぎるとファウルになる |
| エクステンション | ショットクロックのある試合で、時間を延長できる権利。回数が決まっている |
| ハンデ | 実力差を埋めるための取り決め。上手い人の必要なゲーム数を多くするなどの方法がある |
| トーナメント表 | 勝ち上がりの組み合わせ。1回負けたら終わりの方式のほか、2回負けるまで残れる方式もある |
セットマッチの勝敗の決め方は「セットマッチとは(勝敗の決め方)」でくわしく解説しています。
ショットの種類の用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 空クッション | 手玉を先にクッションに当ててから的玉に当てる撞き方。キックとも言う |
| バンクショット | 的玉をクッションに当てて跳ね返らせ、ポケットに入れる撞き方 |
| コンビネーション | 手玉で当てた玉を、さらに別の玉に当てて、その玉を入れる撞き方 |
| キャノン | 手玉を一度ほかの玉に当て、はね返った手玉で狙いの玉を入れる撞き方 |
| ジャンプショット | 手玉を浮かせて、間にある玉を飛び越える撞き方 |
| マッセ | キューを立てて撞き、手玉を大きく曲げる撞き方 |
| 二度撞き | 1回のショットでタップが手玉に2回触れること。ファウルになる |
バンクショットは「クッションを使った狙い方(バンクショット)」で紹介しています。
配置と手玉の動きの用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| フリ | 手玉・的玉・ポケットが一直線に並ばず、角度が付いていること。「フリが大きい」は角度がきつい状態 |
| 順ひねり・逆ひねり | クッションに当たったあと手玉が進む向きに合う横回転が順ひねり、逆らう横回転が逆ひねり |
| スロー | 手玉と的玉がこすれ合うことで、的玉の進む向きがわずかにずれる現象 |
| ポジション | 次の球を撞く位置に手玉を運ぶこと。「ポジションを取る」と言う |
| 出し | 手玉を次の球に向けて動かすこと。「出しが甘い」は思った位置に届かなかった状態 |
| 穴前 | ポケットのすぐ近くにある的玉。入れやすい配置の代表 |
| 土手撃ち | クッションに付いている、またはごく近い手玉や的玉を撞くこと |
上級者がよく使う言い回し
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 取り切り | 自分の番のうちに、残りの玉をすべて落としてゲームを取ること。ランアウトとも言う |
| ブレイクラン | ブレイクから交代せずに取り切ること。基本編の「マスワリ」とほぼ同じ意味で使われる |
| セーフティ合戦 | 両者が守りの1打を続け、相手のミスを待つ展開 |
| イージー | 簡単な配置、または簡単な配置を外すこと。「イージーミス」 |
| 走る | 手玉が思ったより遠くまで転がること |
| 残す | 手玉や的玉を、意図した位置に止めること |
注意
上級者の言い回しには、地域やお店によって意味が少し違うものや、決まった定義が無いものもあります。分からない言葉が出てきたら、遠慮せずに意味を聞いてみましょう。
用語を知ると見えてくるもの
試合の形式の用語が分かると、大会の案内や組み合わせ表がすぐに読めるようになります。ショットや配置の用語が分かると、上手な人のアドバイスや試合の解説が具体的に理解できます。プロの試合を見るときのポイントは「プロの試合の見方」で紹介しているので、用語を確かめながら見てみてください。