キャロム入門

初球の配置と取り方

ゲームを始めるときの玉の並べ方(玉出し)と、初球(最初の一打)の撞き方の目安。白・黄・赤の置き方から、3クッションのサーブのコツまで、図でやさしく解説します。

開始時の玉の配置(玉出し)

キャロムは、どの種目でもゲーム開始時の玉の置き場所がだいたい決まっています。使う玉は白・黄・赤の3つ。台の長い方の中心線上には、手前からヘッドスポットセンタースポットフットスポットと呼ばれる3つの目印(点)があり、これを基準に並べます。

ヘッドスポット センタースポット フットスポット 赤玉 相手の手玉 自分の手玉

正式な玉出し(開始)の配置。先攻はこの形から撞き始める

  • 赤玉(的玉)… 向こう側のフットスポットに置く
  • 相手の手玉(黄玉)… 手前のヘッドスポット(長手の中心線上)に置く
  • 自分の手玉(白玉)… ヘッドスポットの脇(ヘッドストリング上)に置く。相手の玉から手のひら1つ分(約15cm)以内で、左右どちらの脇でもよい(右から撞く人・左から撞く人の好みで選ぶ)。この図は右側(図の下)に置いた例です

初球を撞く人の手玉は必ず白玉、相手の手玉が黄玉です。先攻・後攻はバンキング(2人同時に向こうのクッションへ撞き、手前のクッションにいちばん近づけられた人が先攻を選べる)で決めるのが基本です。

種目で少し変わる「初球の決まり」

配置の基本は共通ですが、最初の一打(初球)の条件や狙いどころは種目によって少しずつ変わります。

  • フリーゲーム… いちばんやさしい入門種目。まず赤玉に当て、続けてもう一方の的玉にも当たれば1点。クッションを使う必要はありません。
  • バンドゲーム… 2つ目の的玉に当たるまでに、手玉をクッションへ1回以上通すのが条件。配置は同じでも、壁を1回はさむ通り道を考えます。
  • 3クッション… 2つ目の的玉に当たるまでに、手玉をクッションへ3回以上通すのが条件。正式には初球で赤玉を最初に当てる決まりがあります。

細かな取り決めは大会や店舗のルールで変わることがあります。仲間内で気軽に遊ぶときは、まずは置きやすい位置に並べて始めてもかまいません。

初球の撞き方(初級の一例)

配置がいつも同じということは、初球は毎回ほぼ同じ形から狙えるということ。だからこそ初球は練習がしやすく、最初に形を覚えてしまえば上達が早くなります。種目別の撞き方の目安は次のとおりです。

  • フリーゲーム・バンドゲーム… まず近い玉にやさしく当て、その勢いで手玉をもう一方の的玉へ運ぶイメージ。強く撞きすぎると次がねらいにくくなるので、当てたあと玉がどこへ転がるか(次の形)まで意識できると一段上です。
  • 3クッション… 赤玉を先に当て、クッションを回して反対側の黄玉(相手の手玉)へ戻す一打です。下の目安を参考に、まずは形をまねて繰り返すところから始めましょう。
中心よりやや上・右 (時計の1時〜1時20分あたり)

初球(3クッション)の撞点の目安(手玉を右側に置いた場合)

  • 撞点… 中心よりやや上・右(時計の1時〜1時20分/中心から2タップほど上)。これは手玉を黄玉の右側(上の図の下)に置いた場合の例で、左側に置くときは左右が反転します
  • 厚み… 赤玉にやや薄め(5〜6割)に当てる。薄すぎると手玉と赤玉が二度当たり(キス)して失敗しやすい
  • 撞き方… 横回転(ひねり)はかけすぎない。多いと手玉が長く流れて外れます。素直なフォロー(押し)で簡潔に
  • 力加減… 台の状態(湿気・クッションの反発)で変わるので、ストロークの強さで微調整

撞く前に素振りを3回してフォームを確かめ、成功率7割を目標に繰り返すと安定してきます。

キャロムはポケットと違い、的玉が台から消えません。だから「当てて終わり」ではなく、当てたあと3つの玉がどこへ転がるかまで考えるのが上達の近道です。

よくある質問

配置は毎回きっちり同じ場所に置くのですか?
公式戦では決まったスポットに正確に置きます。仲間内で気軽に遊ぶときは、だいたいの位置で大丈夫。まずは形に慣れることが大切です。
どの種目から始めればいいですか?
まずはフリーゲームがおすすめです。当てるだけのシンプルなルールなので、配置と狙いの基本を覚えるのにぴったりです。
うまく当たりません。何を直せばいいですか?
多くは狙う一点フォームが定まっていないことが原因です。当てたい一点をはっきり決め、撞く前に素振りをして、キューをまっすぐ引いてまっすぐ撞くことを意識してみてください。

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ご案内

  • ルールはわかりやすさを優先した説明です。細かな取り決めは大会や店舗によって異なる場合があります。
  • 料金・台の空き状況など最新の情報は店舗ページをご確認ください。